コロナ禍における人気移住都市はリスクが高い?

コロナ禍で在宅勤務が増加したことによって、アメリカでは都市部から郊外へ移住する人が増えました。
その中でも特にサクラメント(カリフォルニア州)では4%の住宅価格下落によって9%以上のホームオーナーがアンダーウォーター(保有物件価格が住宅ローン残高よりも低くなった状態)状態になると言われています。
これはアメリカ都市において最悪の数値となっています。

 

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過去2年以内に購入されたサクラメントの典型的な住宅は、2023年に4%の価格下落が起きた場合に17,000ドル目減りすると試算されています。
この規模の下落幅が予想されているのは、全米のうち5都市のみと言われています。
サクラメント以外はサンフランシスコ(カリフォルニア州)、サンノゼ(カリフォルニア州)、オークランド(カリフォルニア州)、シアトル(ワシントン州)などのベイエリア、いわゆるIT都市です。

 

アンダーウォーターになる人が増える可能性のある地域として、フェニックス(アリゾナ州)も上げられます。
サクラメントとフェニックスはどちらもコロナ禍における人気移住都市トップ10で、2021年1月から2022年5月にピークを付けるまで住宅価格は30%上昇しました。
そして現在では住宅価格が急速に下落している数少ない都市に含まれています。
オークランドやシアトルも他の地域よりも住宅価格の下落スピードが速いことからアンダーウォーターになる人が増加するリスクが高いと言われています。
この2都市はIT都市であり、昨今のIT業界の落ち込みによる解雇が住宅市場にも影響しているのです。
住宅価格が8%下落した場合、サクラメント14.4%、フェニックス10.4%、バージニアビーチ13.1%、オークランド11.1%、シアトル10.1%の人がアンダーウォーター状態になると言われています。

 

住宅価格の下落率とアンダーウォーターとの関係については以下の記事をご覧ください。
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