<9月>住宅着工件数と建築許可件数 公開済み: 2022-10-20更新: 2022-12-07作成者: TYカテゴリー: News, 住宅市場 住宅着工件数:1.439M(予想:1.566M)、対前月比-8.1%、対前年比-7.7% 建築許可件数:1.564M(予想:1.542M)、対前月+1.4%、対前年比-3.2% 集合住宅の着工件数(青線)は対前月比で減少しているものの、対前年比では+18.5%と大幅に上昇。 一方、戸建ての着工件数(赤線)は対前年で減少していることに加え、対前年比でも-14.6%と大幅に減少。 つまり住宅着工件数全体の減少は戸建て住宅に起因。 建築許可件数についても、戸建てが対前年-3.1%と全体の数値を引き下げている。 次のグラフは戸建て(赤線)と集合住宅(青線)の建築中の物件数です。 現状、戸建ては800Kが建築中ですが、これは過去6ヶ月で最低水準であり、既にピークアウトしている状態です。 集合住宅については910Kが建築中で、1974年以来の高値を付けています。 但し、両者に共通していえることは資材不足によって建築が完了しないということです。 次のグラフは戸建て住宅の着工件数(青線)と完成件数(赤線)を比較したものです。 戸建て住宅の場合、着工開始から6ヶ月ほどで完成するため、青線と赤線のギャップは小さくなっています。 しかし、戸建て住宅の着工件数が少ないため、完成件数が増加しています。 つまり、将来的に市場に出回る戸建て住宅はそれほど多くないことを示しています。 最後のグラフは集合住宅の着工件数(青線)と完成件数(赤線)を比較したものです。 着工件数が完成件数を大きく上回っていることから、これから市場に出回る集合住宅がまだ多くあるということを示しています。 まとめると、住宅着工件数は市場予想を下回る結果となりましたが、その主な要因は戸建て住宅にあります。 これは、住宅市場が戸建てよりも集合住宅を求めているため、開発業者も戸建てからは手を引いている状態であることが分かります。 また、建築資材不足によって建築途中の件数が記録的な高水準となっていますが、言い換えると住宅在庫不足は近い将来に改善される見込みがあるということです。 関連記事 販売物件は減少傾向・・・ <販売物件数> ・9月の住宅販売物件は対前年同月比-10% ・10月初週には対前年同月比-17%と報告 ・これは13週連続の減少となる <在庫> ・2021年と比較すると2022年は在庫が+30%近く増加 ・2020年と […] 公開済み: 2022-10-10更新: 2022-12-07作成者: TYカテゴリー: News, 住宅市場 住宅保有者は十分なエクイティを保持 ・2004~2006年(NINJAローンなどが流行った住宅バブル時代)は住宅ローンの借入枠(Mortgage Credit Availability)は上限ギリギリまで利用されていた。 ・しかし今は、十分なエクイティがあ […] 公開済み: 2022-10-12更新: 2022-12-07作成者: TYカテゴリー: News, 住宅市場 住宅購入の支出は増加も、延滞率は低水準を維持 P&I (支払対収入)比率の高さは1980年来以来 ・9月後半の金利は6.29%、平均的な住宅購入の元利払いに世帯収入の中央値の36.6%が必要で、これは1985年5月以来最大の割合 ・当時の30年物住宅ローン金 […] 公開済み: 2022-10-04更新: 2022-10-19作成者: TYカテゴリー: News, 住宅市場
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