<10月>住宅着工件数と建築許可件数:集合住宅が下支え継続 公開済み: 2022-11-18更新: 2022-12-07作成者: TYカテゴリー: News, 住宅市場 住宅着工件数:1.425M(予想:1.410M)、対前月比-4.2%、対前年比-8.8% 建築許可件数:1.526M(予想:1.512M)、対前月-2.4%、対前年比-3.6% 10月の集合住宅の着工件数(青色)は対前月(9月)減少しましたが、対前年同月比は+17.8%でした。 一方、戸建住宅の着工件数(赤色)は、対前月(9月)は減少し、かつ対前年同月比-20.8%であったことから、住宅着工件数は戸建住宅が全体の足を引っ張っている状態と言えます。 次のグラフは戸建住宅および集合住宅の建設途中件数です。 建設途中の件数は合計172.2万戸ですが、これは過去最高水準となります。 現在、建設中(季節調整済み)の戸建住宅(赤色)は794千戸です。これは、過去6ヶ月を下回り、最近のピークである4月と5月を36千戸下回っています。戸建住宅の着工数が減少しているため、建設中の戸建住宅がピークに達しているのです。建設中の住宅が多いのは、サプライチェーンの供給制約によるものだと推察されます。 また、建設中の集合住宅(青色)は928千戸です。 これは1973年12月以来となる高水準です。 集合住宅の場合、供給制約に加えて、建設自体の遅れも一つの要因となります。ただ、これらの住戸が完成すれば、家賃の上昇も落ち着くものと考えられます。 以上を踏まえると需要が減速しているにもかかわらず、今後1年間に大量の住宅が市場に出てくると予想されます(これらの住宅はすべて建設中です)。 関連記事 差押えが急激に増加する可能性は極めて低い? Redfin社のエコノミストによりますと、「2023年に予想される住宅価格の4%下落を考慮しても、来年の住宅不況はかつての住宅バブル時には遠く及ばないだろう。」と述べています。 なぜなら、最近の住宅購入者は ①低金利かつ […] 公開済み: 2022-12-19更新: 2022-12-16作成者: TYカテゴリー: News, ホームエクイティ, 住宅市場 住宅保有者は十分なエクイティを保持 ・2004~2006年(NINJAローンなどが流行った住宅バブル時代)は住宅ローンの借入枠(Mortgage Credit Availability)は上限ギリギリまで利用されていた。 ・しかし今は、十分なエクイティがあ […] 公開済み: 2022-10-12更新: 2022-12-07作成者: TYカテゴリー: News, 住宅市場 米国金融政策が住宅市場へ与える影響は限定的:健全な家計が住宅市場を下支え (1) 住宅需要への影響 ・ 住宅購入者層は史上最も潤沢な純資産を保有している ・ 住宅ローンの延滞率は過去最低水準であり、借り手の返済能力に問題なし ・ 戸建て住宅の需要減少は集合住宅の需要増加に転向 (2) 住宅 […] 公開済み: 2022-09-22更新: 2022-10-19作成者: TYカテゴリー: News, 住宅市場
差押えが急激に増加する可能性は極めて低い? Redfin社のエコノミストによりますと、「2023年に予想される住宅価格の4%下落を考慮しても、来年の住宅不況はかつての住宅バブル時には遠く及ばないだろう。」と述べています。 なぜなら、最近の住宅購入者は ①低金利かつ […] 公開済み: 2022-12-19更新: 2022-12-16作成者: TYカテゴリー: News, ホームエクイティ, 住宅市場
住宅保有者は十分なエクイティを保持 ・2004~2006年(NINJAローンなどが流行った住宅バブル時代)は住宅ローンの借入枠(Mortgage Credit Availability)は上限ギリギリまで利用されていた。 ・しかし今は、十分なエクイティがあ […] 公開済み: 2022-10-12更新: 2022-12-07作成者: TYカテゴリー: News, 住宅市場
米国金融政策が住宅市場へ与える影響は限定的:健全な家計が住宅市場を下支え (1) 住宅需要への影響 ・ 住宅購入者層は史上最も潤沢な純資産を保有している ・ 住宅ローンの延滞率は過去最低水準であり、借り手の返済能力に問題なし ・ 戸建て住宅の需要減少は集合住宅の需要増加に転向 (2) 住宅 […] 公開済み: 2022-09-22更新: 2022-10-19作成者: TYカテゴリー: News, 住宅市場