8月の住宅価格指数は対前年比で下落傾向 公開済み: 2022-10-26更新: 2022-12-07作成者: TYカテゴリー: News, 住宅市場 10月25日にS&Pケース・シラー住宅価格指数およびFHFA住宅価格指数の8月分が発表されました。 (「S&Pケース・シラー住宅価格指数とFHFA住宅価格指数の違い」についてはこちらから) 次のグラフはS&Pケース・シラー住宅価格指数(対前月・季節調整済み)です。8月発表分は6月・7月・8月の3ヵ月の平均となっておりますが、6月の実績には4月に契約された分も一部含まれております。 8月は対前月比-0.86%と2か月連続の下落かつ2010年2月以来となる下落幅となりました。 ケース・シラー住宅価格指数の参考都市すべてにおいて下落しましたが、その中でもサンフランシスコ(-3.7%)、シアトル(-2.9%)、サンディエゴ(-2.5%)が最も下落幅が大きかった都市です。サンフランシスコにおいては2022年5月から-8.2%も下落しています。 FHFA住宅価格指数は、全米において対前月比-0.7%、対前年比+11.9%という結果になりました。 7月の実績が対前月比-0.6%であったので下落幅はほぼ変わらない状態ですが、2か月連続の下落は2011年3月以来となりました。FHFAのエコノミストは、昨今の住宅価格の下落は住宅ローン金利の上昇による買い圧の低下が主な要因であると述べています。次のグラフは2020年8月~2021年8月(青棒)と2021年8月~2022年8月(赤棒)における各地域の住宅価格指数(対前年)の伸び率です(一番左が全米の数値)。今回の+11.9%という数値は昨年度の18.6%と比べると小さく、FHFAの指数も住宅価格が下落基調にあることが示されています。 関連記事 米国住宅ローン金利7.08%→6.61%へ低下 1981年以来(過去41年)、1週間の下げでは最大の下げ幅となります。 公開済み: 2022-11-18更新: 2022-12-07作成者: TYカテゴリー: News, 住宅市場 住宅購入の支出は増加も、延滞率は低水準を維持 P&I (支払対収入)比率の高さは1980年来以来 ・9月後半の金利は6.29%、平均的な住宅購入の元利払いに世帯収入の中央値の36.6%が必要で、これは1985年5月以来最大の割合 ・当時の30年物住宅ローン金 […] 公開済み: 2022-10-04更新: 2022-10-19作成者: TYカテゴリー: News, 住宅市場 住宅市場は下げ基調も、移住を検討し始めるタイミング? 米国における移住者の割合は過去最高水準を維持していますが、高金利と景気不透明の中、最も人気のある移住先でさえも移住者の数は減少しています。 以下関連記事もご覧ください。 今もなお住宅購入を検討している人は手 […] 公開済み: 2022-12-26更新: 2022-12-23作成者: TYカテゴリー: News, 住宅市場
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